ぼんくら

ぼんくら(上) (講談社文庫)

ぼんくら(上) (講談社文庫)

ぼんくら(下) (講談社文庫)

ぼんくら(下) (講談社文庫)

宮部さんの時代物は初めてです。
何故か時代物はミステリーじゃない、という勝手なイメージがあって、しかもあやしとか装丁が怖そうだし…で敬遠してたんだけど、読んでみたら面白かった☆
日本史にも時代劇にも感心が薄かったので情景が良く分からない事も多かったけど(そもそも差配人とかのシステムが知らなかったし)、それでも状況がすんなり頭に入ってくるのは宮部さんの文才だと思う。説明を読んでも退屈じゃない。
鉄瓶長屋の連作短編集だと思って読んでたので、終盤(というか中盤?)はかなり楽しかったです。登場人物のキャラもすごく良い。やっぱり宮部さん好きだ…!
続編日暮らしも早く文庫落ちしてくれないかなー。