オーデュボンの祈り
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/11/28
- メディア: 文庫
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現実世界とはとても思えない、まさに絵空事のような世界観なのに変に納得してしまう。酔わされる。
そもそも喋るカカシって!いやぁ、いいよ伊坂さん。(興奮)
最初題名からこんな楽しいミステリーとは思ってなくて、そもそもオーデュボンを知らなかったため女の人の名前だと思ってて、なんか『若きウェルテルの悩み』みたいなノリかと思って読むのを相当躊躇った自分を責めたい。ってゆーかただのバカ…。
ちなみに私の中で伊坂幸太郎さんは今のところ2005年初読作家ベスト1に輝いてます。楽し過ぎるしハズレが無いよ…!新刊魔王も早く読みたい。
あと、内容とは全く関係ないけど、文庫版の装丁がすき。
神様のボート
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/06/28
- メディア: 文庫
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私は特に江國さん好きなわけではなく、よく言われる『すっとしみこんでくる感覚』を感じた事も無いし、まさに可も無く不可も無くな感じなんだけど(でも何故かよく手に取る)、この作品は好きです。
愛する事でじわじわとくる狂気が感じられて、読むたびにぞわぞわして哀しさと幸せが入り交じった変な気分になる。のがすごく好き。
↓ネタバレではないけどまだ読んでない方は見ない方がいいです、先入観になるかも 続きを読む
xxxHOLiC(7)
- 作者: CLAMP
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/10/17
- メディア: コミック
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あとなんか、ひまわりちゃんがどんどんよろしくない感じになってきててジリジリします。前からだけど。結局彼女はナニモノなの!?
どうでもいいけど、(ネタバレ→)本の虫に対する感情が上手くつかめません。妙な親近感と共にでも文字食われたらたまんねぇな、みたいな。家に居たら嫌だけどちょっとオハナシしてみたいような。いやでも話せないか…というか怖いし!という微妙な感じ。
面白かったけど、だからこそ怖いのに読まずにはいられない辺りが嫌過ぎるとHOLiC読む度に思う。でも大好き。
三月は深き紅の淵を
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/07/13
- メディア: 文庫
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全編通じて本がメインの話なので、本好きとしてはすごくときめく。第一部からいっきにはまりました。あんな老人達になりたいなぁ…。しかもあの屋敷!本がたくさん!夢のようです。
ストーリーは二部かな。スピード感と緊張感があってよかった。謎と好奇心と希望が溢れてて読まされる感じ。
第四部は物語とそれを書いている作者の視点、八雲を巡る話が入り交じって、かなり複雑だったけど楽しかった。これが一番ぞくぞくしたなぁ…でもちょっと尻切れトンボ。
どの話にも小泉八雲が出てきて、私この人の作品は怖いっていうイメージがあって(だって耳なし芳一とか書いた人でしょ!?)読んだ事なかったんだけど、ちょっと興味持ちました。もし読めたら松江の記念館にも行ってみたい。
↓ちなみに読むならこれかなぁ…。
- 作者: 小泉八雲,平川祐弘
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/06/05
- メディア: 文庫
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