オーデュボンの祈り

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

やべぇ、はまった!と読了後に思わず叫んでしまったくらい、楽しかった。
現実世界とはとても思えない、まさに絵空事のような世界観なのに変に納得してしまう。酔わされる。
そもそも喋るカカシって!いやぁ、いいよ伊坂さん。(興奮)

最初題名からこんな楽しいミステリーとは思ってなくて、そもそもオーデュボンを知らなかったため女の人の名前だと思ってて、なんか『若きウェルテルの悩み』みたいなノリかと思って読むのを相当躊躇った自分を責めたい。ってゆーかただのバカ…。
ちなみに私の中で伊坂幸太郎さんは今のところ2005年初読作家ベスト1に輝いてます。楽し過ぎるしハズレが無いよ…!新刊魔王も早く読みたい。
あと、内容とは全く関係ないけど、文庫版の装丁がすき。

神様のボート

神様のボート (新潮文庫)

神様のボート (新潮文庫)

タイトルと装丁が気に入ってる。
私は特に江國さん好きなわけではなく、よく言われる『すっとしみこんでくる感覚』を感じた事も無いし、まさに可も無く不可も無くな感じなんだけど(でも何故かよく手に取る)、この作品は好きです。
愛する事でじわじわとくる狂気が感じられて、読むたびにぞわぞわして哀しさと幸せが入り交じった変な気分になる。のがすごく好き。

↓ネタバレではないけどまだ読んでない方は見ない方がいいです、先入観になるかも

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xxxHOLiC(7)

×××HOLiC(7)(KCDX)

×××HOLiC(7)(KCDX)

ああああ、フツーに怖かった!私クモの巣壊すどころか普通に抹殺してますから…!ガチャガチャのケースに捕獲してそのまま三階から放り投げたりとか。ぎゃー!虫でも人でも恨みなんてかうもんじゃないね…。
あとなんか、ひまわりちゃんがどんどんよろしくない感じになってきててジリジリします。前からだけど。結局彼女はナニモノなの!?
どうでもいいけど、(ネタバレ→)本の虫に対する感情が上手くつかめません。妙な親近感と共にでも文字食われたらたまんねぇな、みたいな。家に居たら嫌だけどちょっとオハナシしてみたいような。いやでも話せないか…というか怖いし!という微妙な感じ
面白かったけど、だからこそ怖いのに読まずにはいられない辺りが嫌過ぎるとHOLiC読む度に思う。でも大好き。

三月は深き紅の淵を

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

紅い表紙の稀覯本、「三月は深き紅の淵を」を巡る四つのストーリー。ぞくぞくします。
全編通じて本がメインの話なので、本好きとしてはすごくときめく。第一部からいっきにはまりました。あんな老人達になりたいなぁ…。しかもあの屋敷!本がたくさん!夢のようです。
ストーリーは二部かな。スピード感と緊張感があってよかった。謎と好奇心と希望が溢れてて読まされる感じ。
第四部は物語とそれを書いている作者の視点、八雲を巡る話が入り交じって、かなり複雑だったけど楽しかった。これが一番ぞくぞくしたなぁ…でもちょっと尻切れトンボ。
どの話にも小泉八雲が出てきて、私この人の作品は怖いっていうイメージがあって(だって耳なし芳一とか書いた人でしょ!?)読んだ事なかったんだけど、ちょっと興味持ちました。もし読めたら松江の記念館にも行ってみたい。

↓ちなみに読むならこれかなぁ…。
怪談・奇談 (講談社学術文庫)

怪談・奇談 (講談社学術文庫)

私的メモ

志望校決定したので東工大の赤本買ってきました。
傾向と対策熟読したら、数学と化学がすごく難しそう…数学苦手なんですけど!(それで理系ってのもな…苦)しかも物理では電磁気が微妙なのに頻出だし。
とりあえず、英語→精読と英作/数学→難しめの計算演習と証明、微積/物理→電磁気をしっかりやってあと運動量・力学的エネルギー保存/化学→有機が微妙なので理論と合わせて理解できるまで。で、あとは過去問たくさん解いて分からない所や引っ掛かった所を確認、かな…。
あぁ、なんかほんとにやらなきゃって気になってきた。今更だけど。
机の前に表紙が見えるように赤本飾っとこう。

やっと

センター試験の願書とってきました。14日までに出さなきゃいけないのにギリギリにも程がある…。なんでこう一々行動が遅いのか。それからようやく過去問に手を付けようという気になったので今日買ってきました。数学。となりに並んでた赤本見て緊張しました。いい加減志望校決めなきゃ…!